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2006年11月15日水曜日

いじめ、テレビやゲーム漬けが影響か 京大など調査

いじめ、テレビやゲーム漬けが影響している可能性があるという記事
1日のテレビ視聴が1時間以内の子に比べ、4時間以上の子がいじめをした経験は、高校男子で1.2倍、同女子で1.4倍多かった。ゲームの時間や携帯電話のメール交換頻度でも同じ傾向が出た。
「テレビやゲーム漬けの状態が攻撃性を育て、人間的なつながりの薄さが精神的不安定を引き起こすことで、いじめが生まれる可能性があるのではないか」と分 析。「学校や保護者が加害者と被害者の意見に耳を傾け、テレビ、ゲームに触れる際のルールづくりが必要だ」と話している。
【詳細記事】
asahi.com: いじめ、テレビやゲーム漬けが影響か 京大など調査 - 関西
直感でしかないが、個人的には、テレビやゲームは、コミュニケーションが苦手な子供たちの逃げ場としての役割を果たしているような気している。

もし、何の解決も無いままに、それらを取り上げてしまうと、逃げ場を失った子供たちは、孤独感に打ちのめされたり、無防備な状態でコミュニケーションにさらされ、いじめなど人間関係の問題が増大しそうで心配だ。

人の行動や考えは自然だ。現状の様々な要因によって、今の考えや行動につながるのだろうと思う。

だから、行動や考えを制限したところで、要因が変化しなければ、そこには新たなストレスの蓄積が起こるだけなのかもしれない。

『いじめ』に焦点を当てれば、テレビやゲームは、その要因と考えられなくもない。

しかし、「テレビやゲームに多くの時間を費やす」ということに焦点を当てれば、また、別の要因が浮かび上がってくるのではないだろうか。

今の子供たちには、遊びたいと思ったときに、公園や空き地に行ったら、いつでも誰かが遊んでいるという環境があるだろうか?

遊びの無い空間で、情報 や知識を会話によって共有することでは、心のコミュニケーションにはつながらないような気がする。

今の子供たちには、ゆとりをもって勉強することではな く、無心にみんなで遊べる時間や空間と、そこでの様々な体験が必要なのかもしれない。

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