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2006年10月27日金曜日

ブログが就職の「落とし穴」? ググられる学生たち

自分の心の内をブログやSNS等で表現することは、

表現はおかしいかもしれないが

『あたりまえ』のようになってきている。


しかし、実名でブログ等を公開していると、

本人に思わぬ試練が降り注ぐ事も増えてきそうな感じだ。


個人の日記として軽い気持ちで書き込んだ『ちょっといけない内容』に反応した人が、

それに関わる企業にクレームを入れたり、

ただ静かに読んで欲しかっただけのプライバシーがネット上で広められてしまったり・・・。


そんな中、次のような記事を見かけたので紹介します。

企業の人事担当者は最近、Googleで学生の情報を検索しているという。
【詳細内容】
ブログが就職の「落とし穴」? ググられる学生たち : ITmediaニュース : ネット&デジタル : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

いじめ教師は免職処分も・都が通達

東京都は27日教職員の処分の対象となる行動に

「児童・生徒へのいじめ」

を加えたという

都教育庁によると、いじめを処分の基準として明文化するのは全国でも例がないという
【詳細記事】
いじめ教師は免職処分も・都が通達 NIKKEI NET:社会 ニュース

私観ですが、「いじめ」は主観の部分と客観の部分があるので、

今後、いろいろと難しい問題が出てきそうな気がします・・・。

2006年10月25日水曜日

マスコミの「福岡のいじめ自殺」報道について

この件に関するマスコミの報道の仕方に、

マスコミの問題点が如実に現れているような気がします。


「教師がいじめのきっかけを作った」という仮説が原因分析の結論のように報じられ、

それが自殺の「真の原因」であるかのごとく印象付けられているよ うに思います。


そして、その説に、キャスターやコメンテーターや評論家のような人たちが喰らいつき、

その教師を批判するコメントを沢山耳にしました。


しか し、彼らのコメントは、個々の出来事などの真実を追求することなく、

また、深く考えることなく、雰囲気や一般論だけで語っているに過ぎません。


しかし、 キャスターやコメンテーターや評論家のような人たちの同じようなコメントを繰り返し聞いていると、それが真実であるような錯覚に陥りかけてしまいます。


今回お伝えしたい事は、「その真実は何か?」ということではありません。


マスコミは、「いじめ、いじめ」と「いじめ」が根本原因だと主張し、

また、そのきっかけを作ったとされてしまった教師を責め立てます。


しかし、マスコミがやっている事は、いじめ以外の何ものでもありません。


彼らは、この矛盾に気付いていないのです。


彼らは、もし、自殺の原因を作ったとされる教師が自殺をしてしまったら、

どのように責任をとるつもりで言葉を発しているのでしょう?


まず、キャスターやコメンテーターや評論家のような人たちは、

その自らの責任を明言してから、コメントするべきだと思います。


今回の出来事に限らず、何かの問題が起これば、

その当事者同士がとことん本音で話し合い、お互いを理解し合えれば、

真実へ近づき、そして、問題のある部分は解決していくのではないかと思います。


しかし、現代においては、このことが軽視され、

当事者よりも当事者以外が騒ぎすぎる為、

当事者以外が納得することに重きが置かれがちです。


そして、当事者 以外を納得させる為に、

次々と規則を作り、解決したかのごとく体裁を整えて、

『対策を施した』という念仏を唱えるのです。


その結果、タブーが出来てしまい、

本当のことが言えない雰囲気だけが次々に残って、

本音は封印されてしまいます。


関係ないかも知れませんが、

次の記事は、報道の自由を声高に叫ぶマスコミが、

自らを不自由にしていく今の状況も反映しているのかもしれません・・・。

【抜粋】
日本については、記者クラブの存在とナショナリズムの高揚を順位低下の理由として指摘した。
【詳細記事】
報道の自由…北朝鮮5年連続最下位、日本は51位

本音が言えなくなっていく社会、

これが日本社会の現状ではないかと思います。


我々が直面しているこの事態は、

悩みを抱え込んだり神経症やうつに陥ってしまう人々が、

子供の頃に親元で経験することと非常に似ているような気がします。



【関連するかどうか分からないけど、ちょっと気になっている本】
電通の正体―マスコミ最大のタブー

2006年10月18日水曜日

いじめ・自殺報道について

マスコミの情報を鵜呑みにする前に、

我々は、ことの本質を理解するために、

まず、個人個人が、一度、静かに考えてみる必要があると思う。


今回書く内容は、筋が通っているのか通っていないのか良く分からない文章になってしまいそうだが、何かのきっかけになればと思う。


話は違うが、『分べん中意識不明:18病院が受け入れ拒否…出産…死亡』のような事態が起こった。

これに対して、ある方は、次のように説明をされている。
【抜粋】
《前略》
また受け入れ病院には非常に重い十字架が架せられています。最近の医療では不十分な体制で受け入れる事も非難される時代になっています。義侠心を出して手 薄な体制で引き受け、結果として不幸な転帰を取った時には「引き受けた方が悪い」と非難の的になります。「なぜもっと万全の体制の医療機関に送らなかった のか」の厳しい批判です。批判は単なる言葉だけの問題ではありません。莫大な賠償金付きの訴訟が待っています。訴訟が起されればマスコミからのリンチのよ うな社会的制裁が待っています。そんなものを受ければ病院の存亡に関わる事態になりかねませんし、担当した医師は医師生命を断たれてしまいます。
《後略》
【詳細記事】
新小児科医のつぶやき - その日が来たか・・・

さて、「いじめ自殺」関して語るにあたっては、

タブーがあると考えている。


マスコミが、そのタブーに触れる勇気を持てないのは仕方がないところもあるが、

勇気が持てないことを棚上げして(というか、自覚できずに)、タブーの番人として居座ろうとし続けているということを、

我々はしっかりと認識しておく必要があるのではないかと思う。



このことを理解していない限り、マスコミからの情報だけでは、

我々は真実にたどり着く事は決してないだろう。



なぜなら、タブーの役割は、真実を覆い隠すことなのだから・・・。


2006年10月15日日曜日

キレる心「指導に限界」

少年少女の『キレる』がエスカレートして、

事件に至ってしまう状況に関する記事があった。


キレる心「指導に限界」 中日新聞 社会


記事の中で次のような非行心理学者のコメントが紹介されていた。


専門家がバックアップできるシステムや施設を考えていかなければ、暴行事件は全国どこの施設でも起こり得る話ですよ

子供の心を扱う専門家の先生たちは、

このコメントをどのように受けとめるのだろうか・・・。

50代が「孫」を代理出産、実母が代理母に

子供が生めなくなってしまった自分の娘の代わりに、

その母親が、娘夫婦の体外受精卵を受胎し、

孫を出産したというニュースがあった。


【詳細記事】
asahi.com:50代が「孫」を代理出産、実母が代理母に 国内初 - 暮らし

母、娘、孫をはじめ、取り巻く親族達の今の気持ち、

そして、これからの気持ちの変化が気になるところだ。

【抜粋要約】
生まれた子供は、遺伝上は娘の子供だが、出産という行為からみれば娘の兄弟(姉妹)にあたり、家族関係の形成の難しさも予想される。
【詳細記事】
50代母、30代娘の卵子で「孫」を代理出産…国内初 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

2006年10月14日土曜日

アカハラ

「アカデミック・ハラスメント(アカハラ)」に関する記事が紹介されていた。


大学などの教育・研究の場で、

自分の権力を背景に、

学生や教員に対して嫌がらせをすることを指すらしい。

【紹介記事】
『アカハラ』深刻 (東京新聞 社会)
もう少し、詳しく表現してみると、次のようになると思う。

大学などの教育・研究の場で、

■権威者が自分の権力を背景に、学生や教員に対して、相手が不快に感じる行為をすること

或いは、

■学生や教員が、『権威者が、その権力を背景に、自分に対して、自分が不快に感じる行為を意図して行っている』と感じること



そして、この2つが必ずしも一致する訳ではないことが、

厄介なところなのかもしれない。

2006年10月13日金曜日

クローン猫売れず、廃業へ 米企業「毛の模様が違う」

心理とはあまり関係ないが、

興味深かったのでちょっとご紹介。

【詳細記事】
asahi.com:クローン猫売れず、廃業へ 米企業「毛の模様が違う」 - 国際

敗因の重要な部分は、

  • 高価だったこと
  • 同じDNAによって生まれたクローン猫でも、体の毛の模様が同じにならなかったこと
と分析しているようだ。


でも、本当の敗因は、

クローン猫に、亡くした愛猫と同じ心同じ記憶を持たせられなかったからなのだろうな・・・」、

そんなことを感じた。



それが亡くした猫ではないと気付いた飼い主は

どのような気持ちになり、どのような行動をとるのだろうか?


今回の試みは2匹の販売にとどまって良かったのかも知れない。


もし、安価で沢山販売されていたら、

『クローン捨て猫』が社会問題になっていたかも・・・。


もし、これが人間に適応されることになったら、

『クローン孤児』が社会問題になるかもしれない。