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2009年7月25日土曜日

マニュフェスト

最近よく聞くマニュフェストという言葉。


その言葉から、季節がらなのか、なぜか小学校6年の夏休み前に先生に作るように言われた『夏休みのスケジュール表』のことを、ふと思い出しました。


「曜日別のタイムスケジュールを書いて提出すること」


当時、お利口さんをやっていた私は、起床時間以降ご飯の時間以外は勉強の予定をみっちり書いて、学校に持って行きました。

私は、なぜか勉強のスケジュールを書かないといけないと思い込んでいたのです。

ところが、学校で、岡田君のスケジュールを見せてもらうと、いつにどんなテレビを見るとか、いつ遊ぶとか、そんな内容ばかりが書かれていました。
(定かな記憶ではないのですが、宿題をする時間も、少しは書かれていたように思います。)


岡田君のスケジュール表は、私には「目からウロコ」的なものでした。

私は周囲(特に、親や担任)から期待されているだろうと想像したことばかりでスケジュールを埋めてしまいましたが、岡田君は普段の生活をベースにスケジュールを作っていました。


私は、一日中勉強ばかり出来るはずもなく、でも、自分の書いたスケジュールが発する力に縛られながら、すがすがしくない雰囲気の中で夏休みを過ごしたような気がします。


夏休みの宿題も、夏休みの終わり間際に必死に片付けました。


これは、自分の自然体をベースにしなかったから

  • 餅を絵に描き

  • 絵に描いた餅を食べようと努力する

という状態になってしまったということですね(>_<)


【参考】

【補足】 09-02. 誤った解決努力によって陥りがちな状態の中の『9-2-1.新しいことを初めても続かない』も参考にして下さい。

2009年7月22日水曜日

日食が終わって・・・。

みなさん、日食は見れましたか?

色々なところで色々なドラマがあったようですね・・・。

私は残念ながら、空が曇っていて見ることができませんでした。

来年2010年1月15日に、中部~西日本で部分日食、

そして、2012年5月21日には、日本の多くの地域(主に太平洋側)で金環食

更に、2035年9月2日には、北陸~関東北部で皆既日食

が起こるとのこと。


【参考サイト】:日食情報データベース


皆既日食を見るとしたら、2035年はちょっと遠いので、元気なうちに海外に行くことを考えた方がいいかも・・・・。

まずは、2012年の金環食を楽しみに (^o^)丿

2009年7月18日土曜日

イライラする理由

人は、なぜ、イライラするのでしょう?


人が何かにイライラしているとき、恐らく

  • 『目の前のこと』に対してイライラしている

と認識することが多いと思います。


でも、実際のところは、次のような状態に陥っています。

  • 『目の前のこと』以外の何かに執着している


もし、何かにイライラしていることに気づいたときは、「何に執着しているのだろう?」と考え、それに気付くことが出来れば、目の前の状況や人の振る舞いなどは、

  • 自分をイライラさせること

ではなく、

  • ただ、そういうことが行われているだけのこと

というように変化して、客観的に眺めるきっかけになります。



詳しく説明しようとすると浅い話になりそうな気がするので、このくらいの説明で留めておきます。


あとは、ヒマな時にでも、考えてみて下さい。




《余談》

これは、禅で言うところの『悟り』と似ているのではないかと思うところがありますので、最後に、禅で用いられる公案を一つ紹介しておきます。



この書籍より引用


婆子焼庵

ある老婆が一人の修行僧を世話して20年が過ぎた。 
いつも少女に食事を届けさせていたのだが、あるとき、少女が修行僧に抱きついて誘惑するようにいった。 
「さあ、私をどうなさいます」 
少女は艶然とほほえんだ。 
だが、僧はまったく動揺せずにいった。 
「枯れた木が冬の岩に立つように、私の心は全く熱くならない」 
あっさりと断ったのである。 
この言葉を聞いた老婆は、この僧を賛えるどころか本気で怒りだした。 
「自分は、こんな俗物を20年も世話していたのか!」 
そして、僧を追い出し、庵も汚らわしいと焼いてしまったのである。 

(『道樹録』 第十二則 『折中録』 第五則 )


何かを感じて頂けましたでしょうか?

  • 「なぜ、執着するの?」
    ということにも理由や事情があるのですが、今回は省略します。

    次のページは参考にして頂けると思います。
    ピュアハート・カウンセリング : 罪と罰(5) 人はなぜ罪を犯すのか?
  • 禅の話に興味がある方は、
    ピュアハート・カウンセリング : カウンセラーの座禅体験記
    をご覧下さい。


2009年7月15日水曜日

NHKクローズアップ現代 村上春樹

昨日、NHKのクローズアップ現代という番組で、村上春樹の特集をしていました。

村上春樹の著書のファンの多くが持っているある共通の感想が紹介されていました。

村上春樹の小説に登場する主人公は、逆境にぶつかっても、それと地道に向き合って生きていく。その姿に、癒され、自分も「やっていこう」という思いにさせられる

正確には覚えていないのですが、そんな内容だったかと思います。

私は、本を読んでそんな気持ちになったことは、今のところないのですが、これが本当の読むカウンセリングだなと思いました。

あと、『1Q84』の中の1文が紹介されていました。


現代の人々は、人格の一部を社会のシステムに預けて生きている


そんな文章だったように思います。


私の感じていたことを適切な言葉で表現してもらったような気持ちになりました。


そんなことから、彼の小説を是非読んでみたいと思い、遅ればせながら、話題の最新刊『1Q84』を早速Amazonに発注しました。



 


また、感想も書いてみたいと思います。


クローズアップ現代 NHK:

病み本

病み本 10代編病み本 10代編
(2009/07/17)
アフターダーク委員会

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この本の紹介記事がライブドア・ニュースで紹介されていました。


livedoor ニュース - 椿姫彩菜、時東ぁみらが10代の“病み”を赤裸々告白:


読んでいないので、内容のことは書けません。


記事を読んで、商業ベースに乗っかると、ライブドア・ニュースだけに留まらず、きっと他にも大々的に告知がされるんだろうなと、羨ましく思いました。


私の書いた本もついでに宣伝してもらえないかなぁ~、なんて・・・(苦笑)


文章には自信はないのですが、内容には自信があります。


一生懸命に書きました。


あなたにもある心を回復する機能あなたにもある心を回復する機能
(2009/01)
田中 順平

商品詳細を見る


日本の心の闇を晴らすために、多くの方にお読み頂ける事を願っています。


心の苦しみについての、本当のことが分かります!

2009年7月13日月曜日

「必要なら自分で言う」=カウンセリング継続断る-父親殺害、補導の次男・島根

時事ドットコム:「必要なら自分で言う」=カウンセリング継続断る-父親殺害、補導の次男・島根:

島根県出雲市の市営住宅で、会社員男性(43)が殺害された事件で、補導された中学2年の次男(13)が昨年11月、スクールカウンセラーに悩みを伝えた面会後、学校側からカウンセリング継続を勧められたのに「必要なら自分で言う」と断っていたことが9日、市教委への取材で分かった。
 市教委によると、次男は昨年11月4日、「父親から厳しくしかられた」などとスクールカウンセラーに相談。中学校教員からは、翌週と翌々週も面会するよう勧められたが、次男は「本当に必要なら自分で言う。放課後は部活に出たい」などと言って断わったという。
 次男はその後、スクールカウンセラーと面会しなかった。中学校の校長は父親に対し、専門家と面会するよう求めたが、父親は「気が向いたら連絡する」と言って断っていたという。(2009/07/09-21:34)

この記事は「少年がカウンセリングを受けていたら事件を防げた」というニュアンスを漂わせてしまっています。
  • カウンセリングを継続しなかった少年に問題があると言っているのか?
  • それとも、カウンセリングを断った父親に問題があると言っているのか?
  • カウンセリングを継続することが出来たら、本当の事件は防げたのだろうか?
  • カウンセリング以外にこの少年を救う方法や環境はなかったのか?
それらの検証を全て放棄してしまって、何が言いたいのか分かりませんし、事実を確認しようと自ら何のアクションも起こしていないことが疑われます。

一般的に、このような少年には、苦しい状況に陥った時に、自ら助けを求めにくい傾向があります。

そのような傾向があることが予測される少年が、少なくとも1回はカウンセラーに救いを求めていたことが、この記事には記されています。
  • 少年が自ら助けを求めたのか?
  • 周りが少年を問題視し、カウンセリングを受けさせたのか?
  • 仮に、自らカウンセリングを望んだとしたら、自ら助けを求めながら、なぜ、カウンセリングを継続することを望まなかったのか?
  • 更に、なぜ、担任ではなくスクールカウンセラーに相談することになったのか?
  • 少年を取り巻く多くの大人たちは、それまでの少年をどのように見て、どのように感じ、そして、何をしていたのか?
カウンセリングは魔法ではありません。

本人が楽になりたいと思えば、カウンセリングは大いに活用できるます。

しかし、現代の人たちは、どうもカウンセリングを、「周りの人が問題があると感じる人を、周りの人が扱いやすい状態に変える魔法」と勘違いしてしまっているのかもしれないと感じてしまいます。
  • この少年の苦しみに、なぜ、周りの大人が気付かなかったのか?
  • どうして、この少年の苦しみを楽にしてあげられなかったのか?
これらのことを周りの人が理解してようとし、何らかのアクションを起こせば、カウンセリングを受けなくても、その人の心は次第に楽になっていくところがあります。

しかし、自分が、他の誰かにカウンセリングを受けさせようとしているときは、他人に自分にとって都合のよい魔法をかけようとしていると考えて間違いないように思います。

カウンセリングは、本人が望んで受けるときだけ、本人の助けになる可能性になるのです。

ですから、
  • 他人の心の苦しさをや闇を解決しようとするときは、カウンセリング以外の方法で、自分たちが出来ることを考え、行動する
ということが重要だと考えます。


繰り返しますが、カウンセリングは、本人が望むときに限って、効果が期待できるのです。

自分にとっての問題を、カウンセラーという他人に解決させるために、カウンセリングを使っては、事態は悪くなることの方が多いと考えています。

最後にもう一度。

カウンセリングを『自分にとって不都合のある他人を、自分にとって都合のよい状態に変える魔法』だとは決して考えないようにして下さい。

2009年7月11日土曜日

ブログを移転しました。

【お知らせ】
ピュアハート・カウンセリングのサイトに併設していましたブログにテクニカルな問題が生じたため、ブログを当URL(http://yomu-counseling.blogspot.com/)移転しました。

2009年7月6日月曜日

書籍紹介:『Wうつ ~うつが、ふたりを本当の夫婦にした。』




俳優の萩原流行 夫妻が2ともうつ病になった。
初めは、夫人のまゆ美さんが、そして、流行氏が・・・。

自分がなって初めて、まゆ美さんの苦しみが理解できた。

何気ない自分の言葉が、まゆ美さんの心を気づ付けていたということを、身を持って理解した。

そして、お互いに助け合い、そして、お互いを理解し合えるようになっていった。

そう、あるテレビ番組で、流行氏が語っていました。

2009年7月5日日曜日

メルマガ編集後記【No.0019】

メルマガを【『我慢すること』と『話すこと』】発行しました。
■バックナンバー:『我慢すること』と『話すこと』

メルマガを配信した後で、メルマガの導入の説明がちょっと変だったことに気がつきました。

あんまり重要なことではないのですが、一応訂正させて下さい。

【訂正前】

今回のメルマガでは、この『我慢すること』と『話すこと』に関連したことを考えてみたいと思います。

【訂正後】

今回のメルマガでは、このことに関連して、「 『我慢すること』と『話すこと』 」というテーマで考えてみたいと思います。


本当は、ここに
  • 話しをする基本姿勢
  • 話しをする目的
ということを絡めて、一つのまとまった話にしたいと考えていましたが、イマイチ整理できなかったので、見送りました。


大雑把に書くと次のようなことです。


【話をする目的】
  • 自分の気を済ませるため
  • 伝えたいことを相手に伝えるため

【話をする基本姿勢】
  • 話を終わらせて、一人に戻ろうとする
  • 話を続かせて、時間を共有しようとする

整理できれば、別途、メルマガかホームページでご紹介したいと思います・・・。


最後に、『陽の言葉』とは・・・。
  • 自分の感覚を素直に話した言葉
  • 自分の感情を素直に話した言葉
  • 自分の望みを素直に話した言葉

相手の気持ちを自分の思い通りに変えようとせず、自分の言葉を聞いた相手の気持ちが動くことを信じていれば、それらの言葉は『陽の言葉』となるのだろうと思います。


それでは、次回のメルマガ配信をお楽しみに!

(半年以内に発行します!(苦笑))

メルマガを発行しました。

メルマガ発行のお知らせです。


今回のタイトルは 『「我慢すること」と「話すこと」』 です。


読むカウンセリング : バックナンバー



『気持ちを話せば心は楽になる』ということをテーマに書きました。


是非、お読み下さい。