新しい記事は新ブログに投稿しています。



2006年5月31日水曜日

メルマガ編集後記【No.0007】

メルマガでは、

良いこと・悪いこと

という対極のところを例にご説明しましたが、

その中間の状態も存在します。


その中間の状態の究極が、何も起こらない・平凡といった状態です。

(この文章を書きながら、良いこと・悪いことが両極なのに、その間の状態にも究極があるのだと、ちょっと不思議さを感じています。)


もともと、私たちの日常は平凡なものです。

そして、平凡なことは、本来、私たちにとって、心地良いものだったのだろうと思います。

平凡の中で穏やかに過ごすことは、心と体の休息につながると考えるからです。


現代社会においては、向上心・成長というものがキーワードとして、人々の脳裏に焼きつけてしまうような雰囲気が あります。


これらは絶対的な価値観ではなく、時代の流れの中、

たまたま、現代において注目されている価値観なのですが、

私たちは特に意識していなければ、 その雰囲気に巻き込まれてしまいます。


ですから、現代に生きる誰もが、きっと、本人の意識とは関係なく、

日々向上を続けようとしているところがあるのでは ないかと想像しています。


このような背景の為に、現代社会においては、

私たちは、休息するということを強く意識しなければ、

休息がとれることは少ないのだろうと思います。


日 本の文化なのかもしれませんが、

心の疲れの部分については、精神論で片付けようとしてしまう傾向があるので、

特に、休息を意識することが必要だと思いま す。


次のような言葉は、休息を妨げる言葉だと考えています。

・興味が無い

・面白いと思わない

・趣味が無い

・やる気が無い

このように認識する事自体が既に間違っていて、

■平凡の中で平凡に過ごす事をしていれば、ある日突然、それらは自分の中に自然に生じてくる
というのが正しい認識だと考えています。

どうして、

・興味が無いとだめなのですか?

・面白いと思わないとだめなのですか?

・趣味が無いとダメなのですか?

・やる気が無いとダメなのですか?


これは、「ある」ということを意識しすぎるから、

「ない」ということが気になってしまっている状態なのです。


このことに関する詳しい説明は、別の機会にしたいと思います。


今回のメルマガの内容も参考にしてみて下さい。


余談ですが、「日本人の精神論」、「日本の文化」、「日本文化の崩壊と西洋文化の侵食化」くらいのキーワードから考えていくと、現代の日本人の心の中で起きている事について説明できるのかもしれないと思いますが、面倒なので考えません^_^;

まず、自信を持ちなさい

知識や経験ということでは、

大人と比べれば、比較にならない。

だから、大いに勉強しなさい。

沢山のことを経験しなさい。

このことは、「優秀である」とか、

誰かと比べて劣っている」などというような土俵で考えるのではなく、

ただ純粋に、自分の心を豊かにするということだけを意識しなさい


今回、お前たちに伝えようとしている自信とは、

知識とか経験の量によって裏付けされなければならないような事ではありません。


大人と子供とでは大きな違いがる。


しかも、ただ、子供というだけで、

既にどんな大人よりも優れている事があると思っている。


それは、純粋に望んでいるということ。

(言い方を変えれば、「諦めているものが少ない」ということ。)


大人になれば、色々な経験を繰り返したり、知識や情報が蓄積される事によって、

できること/できないことという区別が出来ていく。


でも、これらは、知識によって吸収すべきものではないと思っている。


出来ないと思っている人のやり方では、

出来なかったかもしれないけれど、違うやり方をすればできることも多いはずだから・・・。


大人の言うことは、一つの情報として知っておくことは大切なことです。


でも、できること/できないことの区別は、実際に経験することで、

自分が判断していきなさい。


そして、そんな経験をしていけるように、

お前たちの純粋に望む心に自信をもって、純粋さを大切にしながら生きていって欲しい。


大人には、できることは多いけど、

出来ないと決めてしまったことも、また、いっぱいある。


それは、お父ちゃんもお母ちゃんも同じだ。


言い訳ではなく、それが、当たり前のことだということを、きちんと理解して欲しい。


当然、お父ちゃんもお母ちゃんも感情を持っているのだから、

時には、自分ができないとかダメだとか思い込んでしまったことを、

強くお前たちに主張するときがあるかもしれない。


お父ちゃんを含め、どんな大人でも、お前たちと同じ、

ただの人間だ。これまで色々な経験をしながら生きてきたのだから、

当たり前のことなんだよ。お前たちにとっては迷惑な大人の主張は多いかもしれないけれど、

それらはみんな、

自分の経験に基づいて、相手のことをただ心配しているだけ

ということは覚えておきなさい。


そして、最終的には、ものごとの価値は、

自分自身がきちんと決めていきなさい。


その決断を尊重していけるように、

お父ちゃんも心の修行を続けていくんで、よろしくな!

2006年5月30日火曜日

塩狩峠

塩狩峠

これは、お父ちゃんが、

まだ、本に親しんでいなかった高校生の頃に、

同級生の女の子に勧められて読んだ本だ。


読書は、『感想文の宿題の為に読む』と いうイメージしかなく、

苦痛以外の何ものでもなかった頃なのに、

2日位で一気に読んでしまった。

「本を読むくらいで、こんなに泣けるものなのか・・・」、

そんな経験をさせてくれた本だ。


まぁ~、これも中高生の頃に、読んでおいて損は無いと思うよ。

2006年5月29日月曜日

次郎物語

次郎物語〈上〉 次郎物語〈中〉 次郎物語〈下〉


これは、中学生の頃だったと思うのだが、

大阪のおじいちゃんが、お父ちゃんに「面白いから是非読みなさい」

と薦めてくれた本だ。


当時、お父ちゃんは、

読書という事にはまだ目覚めていなかったので、

自分が読んで面白かったかどうかという記憶は、

残念ながら残っていないけれど、

高校の時に、「すごく面白い!」と言いながら読んでいた同じ合唱部だった同級生の吉田君の笑顔は、今も思い出すことができる。


中高生の頃には、まぁ~、読んでみなさい。

2006年5月27日土曜日

子供たちへ

今、お父ちゃんは40才、もう少しで41才になろうとしている。


感覚的には、ついこの前まで20才だったような気がするのに、

あの頃すごく『おじさん』だと感じていた人たちの年代に自分がなっていることが、

とて も不思議だ。


そして、若い頃は、人の死に関するニュースなどを見たとき、

40才前であれば、「死ぬには早すぎる」、

40才過ぎであれば「死ぬこともあるの だろう」と何となく区別があったように思う。


そして、今、私は「死ぬこともあるだろう」という感覚の年代に突入した。



お前たちの成長に寄り添いながら、

お父ちゃんが感動したことや、学んだことを教えてあげたいと思っているのだが、

それが困難にならないとも限らないという危機感を感じたのが、

このブログを始めた動機だ。


どのような内容になっていくのかは予想がつかないが、

そんな思いで、これからこのブログを書き綴っていこうと思う。


まっ、何事も無ければ、お前たちが成人するまでは、

このブログのことは、ヒミツにしておこうと思う。


そして、そうできることを願っていながら、初回の書き込みを終えることにする。