新しい記事は新ブログに投稿しています。



2009年8月21日金曜日

モンスターになりかけた!?

我が家では2匹の金魚を飼っていました。

「飼っていました」というのは2匹にかかっていて、現在は、夏祭りの金魚すくいの結果、現在は4匹増えて、6匹になっています。

我が家では、赤くて丸い金魚を『赤金(あかきん)』、白い方を『白金(しろきん)』と呼んでいます。



まだ、金魚が2匹だった約2カ月前のことです。

赤金が尾腐され病という病気にかかってしまい、弱り切って瀕死の状態となってしまいました。

金魚が尾腐され病になった時は、薬を入れた別の水槽でしばらく薬浴させて原因となる細菌を死滅させるのが治療手順です。

4~5日の治療の後、赤金を元の水槽に戻した時に、事件は起こりました!

病気で弱り切った赤金を白金が追いかけまわすのです。

治療が済んだとはいえ、赤金の様子は、まだ、弱り切って瀕死の状態のように感じられました。

直ぐに、頭を水面の方に向け、腹ビレを水草の枝に引っ掛けて、動かなくなってしまいます。

今にも死にそうな感じです。

そんな赤金を、白金は追い回すのです。

相性が悪いと言われている丸金(まるきん)と和金(わきん)だったのですが、2年ほど前に金魚屋で買ってきて以来、2匹はいつも仲良く寄り添っていました。

しかし、赤金の病気を境に、そのような状態になってしまったのです。

白金は、赤金を追い回し、赤金のボロボロになった尾ヒレや背ビレを食いちぎります。

赤金は必死に逃げ回り、スキを見つけては、水草に尾びれを引っ掛けて動かなくなる、そんな状態が続くのです。

それを見ていた私は、「赤金を何とかして助けなければならない。このままでは、弱って死んでしまう」そう考え、しばらく、ヤキモキしながら、そんな様子を眺めていました。

赤金が隠れて休むことが出来るようにと、赤金は入れるけど白金は入れないような管を水槽に入れても、赤金は見向きもしません。

「もう、これは、白金を川に放すしかない」

白金は、小1の長男が、赤金は年中の次男が金魚屋で選んだものです。

どちらも大切な金魚です。

「困った。」

家族会議の結果、「白金を川に放そう」という結論になりました。


そこで、ふと、思ったのです。

「それが本当の解決になるのだろうか・・・?」

「もしかしたら、しばらくすれば調和が訪れるのではないか?」

そこで、見ているのはとてもつらかったのですが、もうしばらく、そのままにして様子を見ることにしました。


そして、2日後、朝起きて水槽を見てみると、もう、白金は赤金を追い回さなくなっていました。

以前のように、仲良しの状態に戻っていたのです。

「良かった!」

長男も次男も悲しい思いをさせずに済みました。

これまでずっと世話をしてきたので、私も、赤金にも白金にも愛着があったので、ほんとに良かったと思いました。


この一連の流れの中で一時期、私は赤金を弱いもの白金を強いものと決め付け、弱いものを守るために強いものを排除しようとしていたのです。

しかも一刻も早く赤金を死に瀕する状態から救いたいと、そんな思いに駆られてしまっていたのです。


そして、思いました。

「これが、俗に『モンスター・ペアレント』と呼ばれている状態の人の心境なのかもしれない・・・」

まとめ


  • 自分が大切に思っている人の能力を信じていないこと

これが、モンスター化する一つの要因だと思われます。


金魚と人は違います。


人であれば、ただ放置するだけでなく、心を支えてあげることが出来ます。


支えてあげることが出来ず、大切に思っている人の能力も信じていなければ、「取り巻く障害を自分が取り除いてあげなければならない」という衝動に駆られてしまいます。

  • 自分の大切な人の能力を信じること
  • 「自分の大切な人の心をどのようにしたら支えることが出来るのか」を知ること

この2つが、自分がモンスター化してしまうことを防ぎ、また、自分を取り巻く様々な人(自分が守りたい大切な人も含めて)を苦しめてしまうことを回避することを手伝ってくれるはずです。


参考 : ピュアハート・カウンセリングのコンテンツ紹介
【子供の心との関わり方】
【そうかそうかムーブメント】 --- 心の支え方・癒し方

2009年8月19日水曜日

Google検索ペナルティ 復活ならず

数日前、別ブログ(今回廃止しました)に、次のような投稿をして、Google検索ペナルティから復活したと喜んでいたのですが、2日程して確認したら、やっぱり、ペナルティ状態に舞い戻ってしまっていました。
5月末から、ピュアハート・カウンセリングのサイトへのGoogle検索経由のアクセスが一切無くなってしまっていました。 
当サイトがGoogleによって、『不正なアクセス・アップ対策が施されているサイトである。』と判断されて、Googleの検索結果から排除されてしまったようなのです。 
その後、「不正アクセス・アップ対策って何?」と、その辺のことがサッパリ分からない中で、自分のサイトの何が『過剰SEO対策』と呼ばれることに当たるのかをあれこれと妄想しながら、四苦八苦しながらチマチマと対処を続けてきました。 
途中、7月中旬 には、一時的に検索結果に表示されるようになり、Google検索のペナルティから解放されたと喜んでいたのですが、それもつかの間、3日位でまた元に戻ってしまいました。

それが、昨日を境にして、ようやく復活したようなのです。 
5月末にGoogle検索の結果に表示されなくなってから、8月中旬までの約2ヶ月半。 
いやぁ~、長かったなぁ~。 
苦しかったなぁ~。今度こそ、『Googleのいじめ』からの完全復活のような気がしています。 
今後、皆さんが心に関わる何かを検索したときに、ピュアハート・カウンセリングのサイトのページが表示されることがあるかもしれません。 
もし、見かけたら、「おぉー、ホントだ、復活したんだぁ~」と暖かい気持ちで眺めてやって下さい。

では、これからもピュアハート・カウンセリングをよろしくお願いします。
2009/8/16

もう、参ってしまいます。


Google性ストレス症候群なんて病名を作ろうとする権威団体が登場すれば、そんな名称も受け入れられてしまうような状況が世の中にはあるのかもしれないと思えます。


で、『複数の似たテーマのサイトを持っているとGoogle検索ペナルティになることがある』という情報を見つけたので、7月にGoogle検索ペナルティ対策の一環として作成した4つのブログの内、本日2サイトをこのブログに統合して削除しました。


しばらく、次の2つのブログとピュアハート・カウンセリング本体サイトの合計3サイトで運用してみることにします。


出来ればこの2サイトは存続させたいと思っているので、今回の対応で、ペナルティから復活することを切に願っています。


Googleの検索結果の中で、皆さんとお目にかかることが出来る日は、やってくるのでしょうか・・・

2009年8月13日木曜日

カウンセリングルームも仮想空間の時代に!?

「アメリカ心理学会、仮想カウンセリング用の仮想空間を構築」という記事を見つけました。
アメリカ心理学会、仮想カウンセリング用の仮想空間を構築

アメリカ心理学会(American Psychological Association、以下APA)が、Forterra Systemsの「OLIVE」(On-Line Interactive Virtual Environment)をプラットフォームに使用したカウンセリング用ツール「InWorld」を構築した。
「InWorld」は臨床医と患者がアバターでログインし、認知療法やカウンセリング、トレーニングなどを仮想環境で行うことのできるツール。医師と患者 が離れたところに住んでいても簡単に会うことができ、またアバターを介することで実際に対面して話す時よりも気楽になれるので、現実よりもむしろ患者の本 音を引き出しやすいのだという。
現在はまだ実験段階だが、正式運用は2009年10月を予定しているとのこと。

THE SECOND TIMES : アメリカ心理学会、仮想カウンセリング用の仮想空間を構築:


確かに、試みとしては面白いのだけど・・・・。

現在、テレビ電話を使ったカウンセリングもありますし、電話でもカウンセリングは行えます。

そして、個人的には、テレビ電話よりもただの電話の方が、心に響きやすいし、催眠効果も得られやすいので、優れていると考えています。


電話など音声による相手とのコミュニケーションをすると、自分の頭の中に様々なイメージが作られます。

そんな自分の中に作られるイメージを、この試みのように、わざわざ他人が作り出した仮想空間のイメージに置き換えるのは、無理があるんじゃないかと思うし、必要ないと思うのです。

お互いにパソコンの中に表示されるアバターを操作しながら、カウンセリングをしたり、カウンセリングを受けたりしているところを想像してみて下さい。

もの凄い違和感を感じるのは私だけでしょうか?

必要なのは、仮想ではなく、現実の触れ合いなのに・・・。



心理に限ったことではないのですが、そこに権威・権力という背景にあると、実験が始まってしまうところがあります。(ちなみに、権威・権力の背景がないと、どんなに優れたことでも妄想とされがちです。)

この試みによって、仮想空間・仮想現実への執着(例えば、アバターに恋したり・・・)を強めてしまうなど、変な影響を及ぼさなければいいのですが・・・・。

私個人としては、この手法が世の中に広まらないことを祈ります。

2009年8月12日水曜日

学校教育に取り入れて欲しいと願うこと

取り入れて欲しいこと

次の2点を子供たちに理解させるような指導も加えて頂きたいと考えています。
  • ネガティブな感情を誰にも話さずに一人抱え込むと、心がもっと苦しくなってしまうということ
  • 心の苦しさを解決する正しい方法があること

その結果、子供たちが、主人公が苦しむような物語に接したとき、「この人も、安心できる相手に気持ちを話せればこんなに苦しまなくても済むのに・・・と、当たり前のように考える下地を身につけるを期待しています。

理由

子供は成長すると、小説やテレビドラマ、映画、マンガなど、多くの物語と触れ合うようになります。
それらの物語の中には、感動を演出するために、主人公が
  • 一人で困難に立ち向かう
  • 一人で苦しみに耐え乗り越える
  • 一人で苦しみに耐える
といった姿が描かれていることは、割合に多いと感じています。


心の苦しさを解決する方法を意識せずに、そのような物語ばかりに接していると、「苦しさは自分の問題だから、自分ひとりで乗り越えるしかない」ということを当たり前の考えとして錯覚して、自分が困難に直面した時にも、同様の対処をしようとする傾向を強めてしまう可能性が高いと考えています。


しかし、何らかの課題に直面して苦しい気持ちになった時、イメージすべき正しい解決の流れは、次のようなものです。


【正しい解決のイメージ】
  • 誰かに素直な気持ちを話して感情を排出すれば、スッキリした気持ちになる
  • 気持ちがスッキリすれば、自分ひとりでも、目の前の課題に楽な気持ちで取り組み解決することが出来る
  • 気持ちがスッキリすれば、「一人きりで解決すること」へのとらわれから解放され、必要に応じて他人に助けを求めることが出来る

ですから、多くの物語に接する前の子供たちに、悲劇や感動の物語が発する暗示(正しいイメージとは正反対の対処を「選択すべき対処」と錯覚させるような暗示)を無条件で受け入れてしまわないような免疫を作り、また、正しい対処方法を知らせておく必要があると考えています。

補足

心の苦しさを解消できる方法
何度も説明していますが、心の苦しさを解決する最も効率的な方法は、次の2つです。

  • 誰かに心の苦しさをしっかりと話し、しっかりと聴いてもらうこと
  • 泣きたいときには、誰かに見守られながらしっかり泣くこと

「苦しさ」に限らず、「つらさ」、「悲しさ」、「つまらなさ」、「悔しさ」、「さびしさ」 ・・・ など、ネガティブな感情は、誰かに見守られながら吐き出すことが、心を苦しい状態から安心な状態へと回復させ、悩み込まない日常へと導いてくれます。


それをしないで、感情を一人で抱え込んでしまうと心が苦しくなり、その結果、さまざまな悩み事を考え出してしまうようになるのです。


この対処の基礎的な部分は、子供の頃の親子関係の中で身につけていくと考えています。


それをベースとして、その後の人生の中で、どのような人と出会いどのような体験をするかによって、強化されたり修正されたりしていきます。


【ピュアハート・カウンセリングのコンテンツ紹介
子供の心との関わり方
メルマガ「読むカウンセリング」 バックナンバー
ポジティブな感情の対処も忘れずに!
ネガティブな感情に限らず、喜びなどのポジティブな感情も、誰かに話し分かち合わなければ、心にモヤモヤとした苦しさを抱える原因になるのではないかと考えています。


私は、キリスト教徒ではないのですが、結婚式に神父さんを介して行う「喜びも悲しみも苦しみも分かち合うことを誓いますか?」という誓いは、そういうことを言っているのだろうと思います。

脚本家、小説家、その他物語に関わる方々へのお願い
出来れば、もう少し、次のような場面も、描くようにして欲しいと願っています。
  • 一人で抱え込むことが、苦しさの本当の原因だった
  • 知り合いに気持ちを打ち明け、しっかり泣いたら気持ちがスッキリした
  • スッキリしたら、問題と思っていたことが、別に気にならなくなった
  • スッキリしたら、目の前に合った課題を楽に(苦しまずに)解決することが出来た

2009年8月11日火曜日

化けの皮!?

いつものことですが、マスコミは「化けの皮」がはがれたと言わんばかりに騒ぎ立てています。
(のりぴー(酒井法子さん)のことです。)

しかし、人には、はがれるような「化けの皮」など無いと信じています。


そして、
  • そこにいるのは、化けの皮が剥がれた性悪の人ではなく性善の人で、
  • その背景には、性善の人をそこに追い詰めた事情(生まれたところまでさかのぼる)

があると考えています。


ですから、理解すべきことはあっても、責め立てられなければならないことなど何もないのだと信じています。


罪は罪です。


それは、犯してはなりませんし、もし犯してしまえば償わなければなりません。



しかし、その人のそんな事情を理解してあげなければ、その人の心は、その後も決して救われません。


人の助けがなくては、人の心は救われないのです。


もし、責め立てるだけのことを続けているのなら、その人がいくら善であり続けようと頑張ったとしても、やがて心の苦しさは限界に達し、また同じ罪を繰り返すかもしれないのです。


或いは、また、別の人が、同じような罪を犯してしまうかもしれません。


ただ責めるだけでは、この世の中は、そんな堂々巡りから、決して抜け出すことは出来ないのです。


そして、現代の社会は、そんな堂々巡りに陥っています。


今、社会に必要なのは、排除ではなく、理解なのです。



【参考:ピュアハート・カウンセリングのコンテンツ紹介

心の話題 : 罪と罰
症状のもう一つの説明
カウンセラー理解した心

2009年8月6日木曜日

あの涙です!

日テレで放映されているテレビドラマ『赤鼻のセンセイ』の第三話。

幼い少女が流したあの涙が、うつをはじめ、心の苦しさから解放される時に流れる涙です。

ざっと、ポイントだけ書くと次のような感じになります。
(注:セリフなどは正確ではありません)

小児糖尿病の少女と母親。 
母一人子一人。 
母親は、娘(小学校低学年くらいであろうか)に、自分のことは自分で出来るようにと、強くしつけていた。 
そんな母親が、「母一人子一人、これまで支え合って生きてきた。 
そして、これからも、支え合って生きていく」というようなことを、娘、院内学級の先生、生徒たちの前で宣言します。

これに対して小林聡美が演じる先生が、「お母さん、甘えないでください。 
こんな小さな子供が、あなたのような大人を支えることが出来ると、本当に思っているのですか?!」と言い、娘に対しては、「子供に戻って良いからね。甘えていいからね」と言う。

その言葉を聞いた娘は、今までの「堪えなければならない」という彼女に覆いかぶさっていた呪縛からようやく解放され、子供らしさを取り戻し、子供らしく涙を流すことができた。


そんな内容でした。


その時の涙、子役の女の子は名演技だったと思います。

催眠療法などおこなっていて、心の苦しさから解放される時に流す涙は、まさに、あのような感じです。

あの涙をしっかり流せば、そのあとに心は晴れ晴れとした状態になります。

日常の生活でもあのような涙を流すことが出来れば、心の苦しさから解放されます。

まずは、イメージできるようになるために、再放送などがあれば、是非、見ておくと良いと思います。

DVDも販売されるようなので、同じような時期にレンタルも開始されると思います。


赤鼻のセンセイ 第3話 予告 の詳細 (第2日本テレビ )