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2007年4月30日月曜日

暗示は伝染する!?

【重要】
※最後の【追記】は、必ず読んで下さい。そうしないと、暗示が伝染してしまいます!?

ここ数年の経験によって、最近、私の概念が覆りつつあることがありました(というか、覆ってしまっていました。)

外を歩いている時に、とても大きなプードルを見かけることがチョコチョコっとあり、「へぇ~、プードルって小さい犬だと思っていたけど、あんな大きなプードルもいるんだ!」と、感心していました。

「お金持ちは、かっこいい大型犬を散歩させている」なんてイメージも何となくあったので、「お金持ちが飼うプードルも、普通とはちょっと違うんだなぁ~」なんて納得感があったのです。

ところが、次の記事を読んでビックリしました。

Tokyo Fuku-blog: 日本でプードルと偽ってヒツジが大量に売られている

プードルは、独特の形に毛が刈り込まれているという印象が強い犬です。

ですから、私は、

「プードルという犬の種類」をプードルと認識する

というよりは、

「プードル独特の毛の刈り込み」をプードルと認識する

ということに陥ってしまっていたのです。


ただ、1度、そのような状況に遭遇しただけでは、「あれは、プードル?」という疑問は残ったままになっただろう思います。

でも、それを異なる場所で複数回見かけたということにより、疑問は無くなり、それを事実として受けとめてしまったようなのです。

恐らく、その異常に大きなプードルを飼っている人は、それがヒツジだと思っている人はいないのではないかと思います。

この『日本でプードルと偽ってヒツジが大量に売られている』という記事を読んでいない人は、それをプードルと今でも信じているのだろうと思います。

「信じている」、それを別の言い方をすると、それらの飼い主は、『それがプードルだという暗示にかかっている』ということができます。

そして、暗示にかかった人からの刺激を受けることによって、それに興味など無かった人まで、その暗示を受け入れてしまいがちになるということが、私が体験したことの説明になるのだろうと思います。

さて、普段の生活においても、恐らく、このような状態は色々と起こっているのではないかと思います。

プードルの例のように極端なことなら気付くこともあるかもしれませんが、地味なことについてはそれが暗示だということに気付くのはかなり難しいだろうと思います。

ですから、意識されない流れの中で広がっている暗示は、結構沢山あるのかもしれないと思えるのです。


ここでは詳しくは書きませんが、『悩みを解決する』ということについても、悩みを解決できなくするような様々な暗示が広まって受け入れられてしまっ ている現状があるように感じるのです。

(「心理百科事典」で、順次説明していこうと取り組んでおりますので、興味がある方は見てみて下さい。(まだ、作り はじめですが・・・)

マスコミから流される情報には(それを報道と称しているものであっても)、そのように暗示を広める働きがあるということは、我々はきちんと理解しておく必要があると思います。


【追記:重要 2007.04.30】
この記事を投稿してから、ちょっと、気になったので調べてみたら、やっぱり大きいプードルがいるということも分かりました。

ワールドドッグ図鑑◇スタンダードプードル

何が真実で、何が思い込みか。

今回のことでは、私は、『あれは思い込みだった』と思い込みかけていたということのようです。

事件は本当にあったのかもしれませんが、その事件によって、正しい認識まで否定するところでした。

かなり勉強になりました。

いやいや、お恥ずかしい・・・(苦笑)

【追追記 2007.05.02】

どうも、この件は、事件すら起こっていなかった可能性があるらしい・・・(やれやれ)

J-CAST ニュース : 「プードルと偽って羊販売」 「珍報道」世界を駆け巡る

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