「境界性人格障害(ボーダーライン)」という言葉は、最近では、当たり前のように使われるようになってしまっているような気がします。
それは、あたかも、そのような病気?や心の欠陥が存在するような印象を与えてしまいます。
でも、それは、その時の状態を表す言葉に過ぎないと思っています。
以前、私が「どん底の状態」だった時、DSM-Ⅳに基づく心理テストを受けたことがあります。
そして、その結果は、境界性人格障害(ボーダーライン)としか思えないようなもので、「自分の心は出来損ないなんだ・・・」と、酷く落胆したことを覚えています。
でも、「どん底の状態」から抜け出した今、その時の自分の認識は誤りだったと思っています。
「境界性人格障害(ボーダーライン)」という言葉は、「病名や欠陥の名称ではなく、状態のことを指している」と理解するようになりました。
もっと分かりやすく表現すると、「健康な心を持っている人が、そういう状態に陥ってしまっている」と言うことが出来ると思っているということです。
そして、別の呼び方をするとしたら、「良くないコミュニケーションの記憶が多い人」ということなのだろうと思っています。
その詳細(原因や抜け出す流れなど)については、このブログ全体(将来書いていくことも含めて)を通して、お伝えしようと思っています。
長く落ち込んでいたり、心が苦しかったりする時、「境界性人格障害(ボーダーライン)」関係の書籍を読むと、恐らく、大半の人は、自分は「境界性人格障害(ボーダーライン)」だと感じてしまうかもしれないと思います。
でも、『たまたまそこにあった「境界性人格障害(ボーダーライン)」という言葉に、たどり着いたことによって、「打ちのめされて、自分らしく生きることを諦める」必要は決してない』ということを強く信じて欲しいと思っています。
そして、このブログやカウンセリングを通して、『あなたらしく生きる』お手伝いが出来ることを願っています。
(たぶん、そんな障害は、この世の中には存在しないのだろうと思います。)
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