イメージ・トレーニング(1)
【自由な感覚を呼び起こす】
- 『自分』 と 『自分以外』 の境界があることをイメージします。
- その境界を、自分が見える範囲の向こう側に移動させたところをイメージします。
- そのとき、自分の中に生じる感覚を、じっくりと味わいます(感じます)。
【補足】
海で水平線を見たり、山頂から山並みを見たり、青空や夜空を見上げたり、雄大な風景を見たり、富士山を見たり…
そうすると、清々しい気持ちになったりするのも、自分の境界を身近にしてしまうものを取り払って、無限に遠くに持っていく意味があるのかもしれません。
そうすると、清々しい気持ちになったりするのも、自分の境界を身近にしてしまうものを取り払って、無限に遠くに持っていく意味があるのかもしれません。
【孤独感や緊張感を緩和し、人とつながる感じを取り戻す】
- 自分の中に自分を守ろうとしている部分があることをイメージします。
- 次に、その部分が確かにあることを感じます。
※胸のあたりにその感覚を感じることが多いです。
- その部分は、綿菓子や粘土のように、好きな大きさにちぎり取れるものです。
- もし、そのイメージが石のように硬く、ちぎり取ることが難しそうなら、イメージの中で、その固まりをちぎり取れるイメージに変わるまでもみほぐします。
- その中には、自分の大切なものを守ってくれているものもあるし、本当はどっちでも良いことを守ってくれているものなどが混在しています。
- また、大きさや質感がマチマチなものが混ざり合っていることをもあります。
- 何から守ってくれているかを具体的にイメージする必要はありません。何となく「守ってくれているようだ」という漠然としたイメージのままにしておきます。
- 近くにいる人(電車で近くに座っている人や道ですれ違う人など…)に、「この人にはこの部分は渡しても大丈夫かな…」と感じる部分を、イメージの中でちぎり取って渡します。
- また、色々な知人を思い浮かべながら行うこともできます。
- 「自分にとって大して重要ではない部分から始めると良いでしょう。
※その部分が守ってくれることを具体的に考える必要はありませんが、参考のために書くと、例えば「自分が100円玉を落としたときに、それを拾ってくれる」とか「道に迷った時に、道を教えてくれる」といった感覚の部分から始めるとよいでしょう。そのくらいの感覚の部分であれば、誰に渡そうとしても、そんなには怖さは感じないのでやりやすいと思います。
- 渡そうとする相手によって、渡したい部分は違ってくるかもしれません。感じるままに行います。
- このイメージ・トレーニングでは、「大切だから、他人にはあまり渡したくない」と感じる部分を無理に渡そうとする必要はありません。むしろ、自分が大切と感じるうちは、渡すべきではありません。
【注意】
- イメージ・トレーニングは、全てイメージの中で行います。実在の人物とのやり取りは行いません。
- 効果を保証するものではありません。
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