良いこと・悪いこと
という対極のところを例にご説明しましたが、
その中間の状態も存在します。
その中間の状態の究極が、何も起こらない・平凡といった状態です。
(この文章を書きながら、良いこと・悪いことが両極なのに、その間の状態にも究極があるのだと、ちょっと不思議さを感じています。)
もともと、私たちの日常は平凡なものです。
そして、平凡なことは、本来、私たちにとって、心地良いものだったのだろうと思います。
平凡の中で穏やかに過ごすことは、心と体の休息につながると考えるからです。
現代社会においては、向上心・成長というものがキーワードとして、人々の脳裏に焼きつけてしまうような雰囲気が あります。
これらは絶対的な価値観ではなく、時代の流れの中、
たまたま、現代において注目されている価値観なのですが、
私たちは特に意識していなければ、 その雰囲気に巻き込まれてしまいます。
ですから、現代に生きる誰もが、きっと、本人の意識とは関係なく、
日々向上を続けようとしているところがあるのでは ないかと想像しています。
このような背景の為に、現代社会においては、
私たちは、休息するということを強く意識しなければ、
休息がとれることは少ないのだろうと思います。
日 本の文化なのかもしれませんが、
心の疲れの部分については、精神論で片付けようとしてしまう傾向があるので、
特に、休息を意識することが必要だと思いま す。
次のような言葉は、休息を妨げる言葉だと考えています。
・興味が無い
・面白いと思わない
・趣味が無い
・やる気が無い
このように認識する事自体が既に間違っていて、
■平凡の中で平凡に過ごす事をしていれば、ある日突然、それらは自分の中に自然に生じてくるというのが正しい認識だと考えています。
どうして、
・興味が無いとだめなのですか?
・面白いと思わないとだめなのですか?
・趣味が無いとダメなのですか?
・やる気が無いとダメなのですか?
これは、「ある」ということを意識しすぎるから、
「ない」ということが気になってしまっている状態なのです。
このことに関する詳しい説明は、別の機会にしたいと思います。
今回のメルマガの内容も参考にしてみて下さい。
余談ですが、「日本人の精神論」、「日本の文化」、「日本文化の崩壊と西洋文化の侵食化」くらいのキーワードから考えていくと、現代の日本人の心の中で起きている事について説明できるのかもしれないと思いますが、面倒なので考えません^_^;
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