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2009年3月26日木曜日

罪と罰(4) 加害者と被害者や被害者の家族にとっての本当の解決とは

現在の法律や制度では、『罰(懲役、罰金など)を重くする』という可能性を探るしか、このようなことに対処する方法はありません。
(このようなことに対処するとは、『気持ちが治まらない事態に、何とか気持ちを治めようと対処する』ということです。)


しかし、仮に、加害者が極刑になったとしても、被害者や遺族の気持ちは、たぶん、救われることは少ないのかもしれないと想像するのです。

もしかしたら、憎む相手がいなくなることで、気持ちのやり場が無くなってしまい、対処できなくなるかもしれないという心配もあるような気もします。

で、いきなりですが、こうすれば良いのではないかと考えた結論を書きます。

ポイントは『許す』ということではないかと思うのです。

ただ、一方的に許すということではありません。
  • 被害者や被害者家族の気持ちが、加害者に伝わる
  • 被害者や被害者家族が、自分達の悲しみや苦しみなどの気持ちを、加害者が受け止めたと感じることができる
  • 加害者が心から悔い改め、被害者や被害者家族に心から詫びる気持ちを伝える
  • 加害者が自分の罪を認めて心から後悔し詫びていると、被害者や被害者家族が感じることができる
  • その後、刑法に従って、罪を償う

という流れで対処するということです。


罰だけでは誰も救われず、お互いの気持ちをぶつけ合って初めて、お互いの気持ちが救われる可能性が生まれるのではないかと思うのです。

その上で、その後の事件や事故を防止する為に、更なる抑止力が必要となれば、罰の内容を厳しくすることを検討すれば良いのだと思います。

これを実際に運用することは容易な事ではないかもしれませんが、このようなことを意識しておくことは大事だと思います。


以前、劇場版「HIRO」という木村拓也が主演の映画を観ました。

HERO 特別編 [DVD]


その中の裁判のシーンで、木村拓也が演じる久利生公平のセリフがとても印象的でした。印象的だった割には、その言葉を正確には覚えてませんが・・・。(汗)

大体、次のような事だったと思います。

  • 裁判での検事の役割は、被告人に、被告人が行なった罪の重さを理解させること

実際の裁判がどのように行なわれているのかは、傍聴したことが無いので分からないのですが、大切なことだと思いました。


繰り返しますが、刑罰を重くするのは、抑止力の強化にはなると思いますが、それだけでは、誰も救われないのではないかと思うのです。

2009年3月1日日曜日

「知っていること」と「経験すること」

私は、「小西克哉・松本ともこ ストリーム」というサイトからブロードバンド配信?されている『コラムの花道』という番組が好きで、ちょくちょく聴いています。

http://www.tbs.co.jp/radio/st/

先日、佐藤優さんという方が話している回がありました。

http://www.tbsradio.jp/st/special/#a021650

話はとても興味深く、刺激的でした。

その中で、最近出版された本について熱く語られている場面がありました。

2冊構成の本を出版するとき、
  • 上巻・下巻というようにすると、下巻は上巻の半分しか売れない
  • 1冊目を「○○○」、2冊目を「続○○○」としても同じ。(「続○○○」は1冊目の半分しか売れない)
  • 1部・2部としても同じ。
などなど。


そこで、どうされたかというと、『左巻』『右巻』とされたそうです。

「ふーん、そんなものなのかなぁ~」

その時は、そのくらいにしか思いませんでした。

その後日、そんな話はすっかり忘れて、本屋に立ち寄ったとき、たまたまその人の本が並んでいることに気が付きました。

「あっ、あの人の本だ!」

先日配信されていた番組での話がとても興味深かったので、ちょっとひかれて目次をパラパラと見ました。

そこに、『秋葉原の事件』に関係する項目を見つけて、「私が将来解決したいと思っている心の闇の部分に、この人はどのような考えを持っているのだろう!?」と思い、そのまま、レジにその本を持っていき、購入することにしました。

長くなりましたが、ここまでが前置きです。


さて、帰りの電車、運良く座席に座ることが出来て、その本を読もうと、本屋さんが入れてくれた袋をとめているセロハンテープをはがしました。

「さっ、どんなこと書いてるかな・・・」

『秋葉原の事件』に関する内容がとても気になりながら、本を手にしました。

おもて表紙をめくって、中表紙というのでしょうか、本の1ページ目のタイトルを見て、佐藤さんが番組で熱く語っていたことの意味を、身をもって理解することになりました。

そこには、『テロリズムの罠 左巻』と書かれていました。

「左巻!?」

「あっ、これか! あの時言ってた『左巻』・『右巻』というのは・・」

「ところで、これって、どういう意味?」

「左巻と右巻とどちらが1巻目?」

「日本人だから右を『はじめ』と考えるのかな?それとも、左が1巻目かな??」

自分が買った本が1巻目かどうかが、とても気になったのです。

どうしても、1巻目から読みたいような衝動が涌いてくるのです。


少し話が逸れます。

私は、そのことに電車の中で気付いたので、その「もう片方の本も買いたい!」という激しい衝動をかろうじて抑えることが出来ました。

でも、もし、本 屋さんでこのことに気付いていたら、恐らく、『右巻』も買ってしまっただろうという気がします。

そして、きっと、思っただろうと想像します。「2冊並べて みても、やっぱり、どっちが、1巻目か分からない・・・」と。


話を戻します。


「やられた!」と心で思いながら、こみ上げてくる笑いをこらえながら、ニヤニヤとするしかありませんでした。

もし、私の前に立っていた人が、私のニヤニヤに気づいて、私の視線の先にある本を覗き込んでいたとしたら・・・。

たぶん「変な人だ」と思うのだろうな・・・

なぜなら、そこには、『テロリズムの罠』と書かれているだけなのですから!

たぶん、見た人は『左巻』という文字は強調はされていないので、パッと見ただけでは気にならないだろうと思います。
(でも、気付かないとは限りません。これで、その人が「左巻!?」なんて思っていたら思う壺、『左巻』・『右巻』は、ほんとうにすごい仕掛です。)


そんなことを考えると余計にニヤニヤしまいます。

誰かに話せば楽になるのでしょうが、一人で電車に乗っていた私は、

湧き上がる楽しさを抑えるのが大変でした。

客観的には、あの状態を「抑えられていない」というのかもしれません。


で、電車の中で拷問に似た時間を耐えた後、ようやく家にたどり着いた私は、『左巻』・『右巻』について、妻に熱く語ったのでした。

結局、気になる部分を読んだのは、数日経ってからでした(苦笑)

興味がある方は、どちらか一冊だけ手にとってみて下さい。

きっと、同じような気持ちになると思います(笑)


 


で、実は、これも前置きだったりします。


「自分の心の苦しさの解決」についても同じようなことが言えると思います。


「心について知識として理解していること、そして、一人でそれに取り組むこと」と、「カウンセラーやサポーターのような人と関わりながらそれに取り組むこと」


〔参考〕

サポーターについては、次のページを参考にして下さい。


■メルマガバックナンバー:苦しさの中で人に自然に生じる行動や症状は、心理療法と同じところがある

http://www.pureheart-counseling.com/%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%82%AC...

この違いは、経験してみないと分からないと思います。

一人で悩みこむ傾向のある方は、是非、身近な「気持ちを聴いてくれる人」に相談してみて欲しいと思います。


余談です。

インターネットでクリックすればいつでも聞くことができるので、放送時間に制約されることがない為、録画や録音などを予約する必要が無く、思いついたらいつでも聞けるというのが、とても良いです。

私が、この番組を好きな理由は、人の話を一つの流れとして聞けることです。

テレビのドキュメンタリー番組は、基本的には編集されており、出演者の考えというよりは、製作者の意図を聞かされているように感じてしまいます。

勉強にはなるのですが、出演者の本音が隠されているように感じて、私には、なんとなく物足りなさを感じることが多くあります。

また、意見を出し合うような番組は、多くの評論家が好き勝手に部分的なことを話して終わってしまうので、その人の言っていることに筋が通っているのかどうかを確認することが出来ません。


ニュースのキャスターなどが話す言葉も、意味ありげなのですが、断片的でどこまでのことを考えて話しているのかを知ることが出来ません。

そんなことで、知識を持っていると思える人の考えを、話し手の気持ちの流れに沿って、じっくり一部始終聞くということに飢えていました。

そんな私の不満感を満たしてくれる番組です。

話される内容に共感できるかどうかは別にして、人の考えをじっくり聞くということは、おもしろいと感じさせてくれます。

人付き合いが苦手な人は、苦手な相手の話を聞きだすインタビュアーになったつもりで、その人の話を一部始終聞き出そうとすると、いろんな人に興味を持てて、「知らぬ間に人好きになってしまっていた」、なんてことになるかももしれませんよ!

2009年2月23日月曜日

メルマガ編集後記【No.0017】

今回のメルマガ『苦しさの中で人に自然に生じる行動や症状は、心理療法と同じところがある』は、タイトルも長いですが、本文もかなり長くなってしまいました。

最後まで、お読み頂くのは、少し大変だったかもしれませんね(^_^;)

編集後記として、もう少し簡単に説明を試みたいと思います。

※バックナンバー

http://www.pureheart-counseling.com/%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%82%AC...


【設問】

あなたに、2、3才の子供が居ることを想像してみて下さい。

子供を連れて、家のすぐ近くの公園に遊びに来ました。

しばらく走り回っていた子供は、こけて、ヒザを擦りむいて、大泣きしながらあなたのところへ戻ってきました。

結構な出血量で、傷口には、砂が入り込んでいます。

さて、あなたは、どのように対応しますか?


【選択肢】
  1. 子供の背中でもさすりながら、子供が落ち着くまで「チチンプイプイ、痛いの痛いの飛んで行けー!」と言っていてあげる。
  2. 泣いている子供の手を引いて家につれて帰り、傷口を洗い、消毒したり薬を塗ったり包帯を巻いたりして、手当をする。



答えは、両方とも必要だと考えています。

「1.」は心に効く薬。

「2.」は怪我に効く薬。

これと同じように、大人になったあとでも、人生の中では、心に効く薬も必要だということです。

そして、何が薬になるのかというと、メルマガの中で表現したサポーターの言葉なのです。

・嬉しい時に、「良かったね」と言ってくれる
・つらい時に、「つらいんだね」と言ってくれる
・頑張った時に、「よく頑張ったね」と言ってくれる
・頑張ったのに失敗したときは、「頑張ったのに、残念だったね」と言ってくれる
・迷ってしまった時に、「そうだね、迷っちゃうよね」と言ってくれる
・やりたくない時、「そうだよね、やりたくないんだね・・・」と言ってくれる
・やりたくても最後の勇気が出ないとき、「やろうと思っても、勇気が要るよね」
・やろうと決めたとき、「やてみるといいよ」と応援してくれる
・やらないと決めたとき、「やらないと決めたんだね」と受けとめてくれる
などなど・・・


あなたは、最近、誰かに『チチンプイプイ』言ってもらいましたか?

ちなみに、本当の気持ちとは・・・


『チチンプイプイ』を言ってもらうことを諦めているうちは、『本当の気持ち』には、なかなかたどり着けません。

逆に、「今の自分は、何に対して、それを言ってもらいたいと思っているのだろう?」と考えてみると、本当の気持ちに気付きやすくなると思います。

そして、それに対して、『チチンプイプイ』を言ってもらえれば、心は穏やかになったり、満たされたりするのです。

2009年1月17日土曜日

本が出版されました。

書籍『あなたにもある心を回復する機能』が出版されました。


書店、通販サイトなどで、是非お買い求め下さい。


書籍「あなたにもある心を回復する機能」
■発行日  : 2009年01月15日
■出版社  : ルネッサンス・アイ
■ISBN   : 978-4-904311-09-7
■定価   : 1,300円 + 税
■ページ数 : 255ページ

当サイトの書籍ご紹介ページ

http://www.pureheart-counseling.com/%E6%9B%B8%E7%B1%8D%E3%81%AE%E3%81%94...

書籍紹介専用ページ

http://bookinfo.pureheart-counseling.com/

※ 書籍に関する補足説明の他、目次の詳細、「はじめに」、「あとがき」の内容をご確認頂けます。

※ 34KBと14KBの画像が張り付いていますので、携帯で参照される場合は注意して下さい。

2008年12月21日日曜日

本が出版されます

■タイトル : あなたにもある心を回復する機能

■発行日 : 2009年01月15日

悩みや心の苦しみの原因と解決方法をご理解頂けると思います。

書籍のご紹介ページはこちら

http://www.pureheart-counseling.com/%E6%9B%B8%E7%B1%8D%E3%81%AE%E3%81%94...

書店で注文が可能になったら、このサイトでご報告します。


販売開始まで、今しばらくお待ち下さい。