ニュースでもよく耳にする「心配掛けたくない」と「困らせたかった」という言葉があります。
これらは、子供の親に対する気持ちということで紹介される言葉です。
この2つは、相反する言葉だと感じてしまうことが多いと思います。
しかし、実は、共通点があるのです。
そんなことを、説明します。
細かい説明は別のところでさせていただくことにして、結論を書くと、『苦しい気持ちに寄り添ってもらいたい・・・』という気持ちが共通しているのです。
普通であれば、そんな気持ちを最も身近な人に話し、その気持ちをしみじみと聴き入れてもらうことで、心は次第に癒され回復していきます。
しかし、そんな気持ちを話したときの相手の反応によっては、今回のテーマの言葉につながります。
■「心配掛けたくない」
・気持ちを話すと、つらそうな表情をする(困った顔をする)
・気持ちを話すと、相手が解決しようと勝手に動いてしまう
・気持ちを話すと、別の課題を与えられてしまう
・もともと大変そう(もともとつらそう)だから、気持ちを話せない。
etc...
■「困らせたかった」
・気持ちを話しても、動じない(相手が気持ちを表現しない)
・気持ちを話しても、関心を示さない
・気持ちを話すと、自分で解決することを強要される
・気持ちを話すと、逆に、責められる
etc...
この2つで共通しているところは、自分の苦しい気持ちを話しても大丈夫という雰囲気がなく、そして、それを聴いてもらうことが出来なかったということです。
問題が解決しなくても、アドバイスなんかもらわなくても、ただ、気持ちを聴いてもらえるだけで、心は癒されます。
お父さん、お母さん
あまり難しく考えずに、ただ、子供さんの話を、子供の気が済むまで聴いてあげて下さい。
子供の本当の望みは、たったそれだけのことなのです。
たった、それだけのことだけど、子供にとっては、この世で最も大切なことなのです。
十分に気持ちを聴いてあげた後には、子供は元気になって、勝手に問題を解決しはじめているはずです。
※話の聴き方は、そうかそうかムーブメントを参考にして下さい。
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